住宅ローンの元金均等返済
住宅ローンの元金均等返済は、毎回の返済額のうち元金部分が均等で、利息分は元金が減少するにつれて減っていく仕組みです。
当初の返済額は元利金等返済に比べると多くなってしますのですが、元金の減り方が早い分、元利金等返済より総返済額が少なくなります。
たとえば金利3%で3,000万円を35年返済で借入した場合でみると、初回は14万円6,428円の返済額となり、元利金等返済に比べて3万円以上多くなります。
しかし、元利金等返済の場合、当初は毎月4万円ほどしか元金が減りませんが、元金均等返済では返済額に占める元金は7万1,428円となり、毎月確実に7万円以上減っていきます。
その結果、10年後の毎月返済額は12万円台、20年後には10万円台に減少して元利金等返済より少なくなります。
たとえば、3,000万円の借入額で、35年返済を利用した場合、元利金等返済が約4849万円の総返済額となるのに対して、元金均等返済は約4575万円で済みます。
このメリットが評価されて、最近は元金均等返済を利用する人が徐々に増えています。
元利金等返済と元金均等返済から自由に選択できる住宅金融公庫の場合、10年前には元金均等返済利用者の割合は数%に過ぎませんでしたが、最近では物件の形態によっては2割を超えるようになったといいます。
当初の返済にさほど余裕のない人なら、元利金等返済を利用する方が安心ですが、その場合でも返済に余裕が出てきたら、元金均等返済に切り換えることで、元金を早く減らし、総返済額で得をすることも可能です。