住宅ローンの元利金等返済
住宅ローンの返済方法には、元利金等返済と元金均等返済があります。
民間金融機関独自のローンでは、元利金等返済のみで、元金均等返済は利用できないケースが中心でしたが、最近では元金均等返済を利用できるところも増えてきました。
また、ほとんどの金融機関が取り扱うようになっているフラット35では、ローン申込人が自由に選択できる制度になっているため、プロパーローンでは元金均等返済を扱っていない場合でも、両方の特徴について十分に認識しておく必要があります。
まず、元利金等返済は金利が同じであれば、完済するまでの返済額が変わらない仕組みになっています。
メリットとしては、元金均等返済に比べると当初の返済額を少なくできる点、返済額が一定しているので返済計画を立てやすいといった点を挙げることができます。
その反面、当初は元金返済部分が少なく、なかなかローン残高が減りません。
総返済額でみると、結果的に元金均等返済より多くなってしまう点がデメリットです。
たとえば、金利3%で3,000万円を35年返済で借り入れた場合を見ると、毎月返済額は11万5,454円ですが、初回返済額に占める元金は4万円ほどで、7万円以上が利息分になります。
1年間で140万円ほど返済しても、元金は約50万円しか減っていないのです。
当初の返済にさほど余裕のない人なら、やはり元利金等返済を選ぶのが現実的ですが、比較的余裕のある人で、特に将来は買い換えを予定している人、あるいは定年が近い人などには、元金均等返済が望ましいのかもしれません。