住宅ローンの繰上げ返済①
住宅ローンを借りた後、一部繰上げ返済を利用して少しでもトクをしたいと考える人が増えています。
その仕組みと活用方法についても十分な知識が欠かせません。
繰り上げ返済には、毎月の返済額を変えずに残りの返済期間を短縮する「期間短縮型」と、残りの返済期間を変えずに毎月の返済額を少なくする「返済額圧縮型」があります。
「収入が減って当面の返済が厳しいので、貯蓄を取り崩してでも返済額を減らしたい」という人は、返済額圧縮型を利用するほうが現実的です。
しかし、実際には、期間短縮型のほうがトクをする金額が多くなるので、これを利用する人の方が圧倒的に多くなっています。
期間短縮型の場合、繰上げ返済する資金はすべて元金に充当されます。
たとえば、借入金額3,000万円、35年返済の場合、借入から1年後の残高は約2,950万円。
このとき、約103万円を繰り上げ返済するとすれば、これは24回分の元金に相当します。
つまり、2年間期間を短縮できるわけです。
本来なら、この2年間の返済額は11万5,455円×24回で約277万円になりますが、この支払いをカットできるわけです。
繰り上げ返済する約103万円を差し引いて、約174万円がトクとなる計算です。
これだけトクをするのですから、繰上げ返済に関心が高まるのも当然だと思います。